WindowsのコマンドプロンプトでGaucheのスクリプトを実行する方法
WindowsでGauche(Schemeの処理系の一種)をインストールしました。
EmacsからGaucheのスクリプトを実行するのが面倒なので、WindowsのコマンドプロンプトでGaucheのスクリプトを実行する方法を調べてみました。
- WindowsにGaucheをインストール
- Gauche用のフォルダーを用意
- Gaucheのスクリプトを用意
- Hello, worldを表示するコード
- コマンドプロンプトを起動して、gaucheフォルダーに移動
- Gaucheスクリプトを実行する
WindowsにGaucheをインストール
GaucheにはWindows用のインストーラーが用意されています。
これを使えば簡単にインストールできます。
Gauche用のフォルダーを用意
とりあえず試しに、Cドライブの直下に「gauche」などというフォルダーを作成してみます。
C:\gauche
Gaucheのスクリプトを用意
gauche用のフォルダーの中に「hello.scm」というファイルを作成します。
C:\gauche\hello.scm
Hello, worldを表示するコード
hello.scmをエディターなどで開いて、以下のようなコードを書きます。
コマンドプロンプトを起動して、gaucheフォルダーに移動
Windows10でコマンドプロンプトを起動して、「cd \gauche」というコマンドを入力します。
これでCドライブ直下に作った「gauche」フォルダ―にカレントディレクトリー(現在位置)を移動できました。
Gaucheスクリプトを実行する
Gaucheの処理系は「gosh」というコマンドで呼び出せます。
「gosh hello.scm」というコマンドを実行します。
すると「Hello, world.」という文字列が表示されました。
備考
フォルダーを移動するのが面倒なら、コマンドプロンプトを起動した後すぐに
gosh \gauche\hello.scm
とフルパスでスクリプトファイルを指定してもOKです。
=WindowsにGaucheをインストールしたら、goshコマンドへのパスが通っているため。
しかし、ファイル名の指定が長くなるので、練習で実行するなら、いったんgauche用のフォルダーに移動しておいた方が楽ですね。