基礎からわかる Elm
Haskellと似たElmというAltJSがあります。
Elm は JavaScript にコンパイルできる関数型プログラミング言語です。
ウェブサイトやウェブアプリケーションを作るツールという面では React のようなプロジェクトだと言えます。
Elmをちょっと試してみて、関数型プログラミングの勉強になると思い、「基礎からわかる Elm」という本も買ってみました。
目次
●CHAPTER 01 Elmをはじめよう
001 背景とElmの誕生
002 Elmの概要
003 インストールと環境構築
●CHAPTER 02 Elmの基礎文法
005 準備
006 基本文法ひとめぐり
007 型を読む
008 型を書く
009 カスタム型とパターンマッチ
010 演算子とパイプ
011 再代入の禁止と再帰
012 Maybe
013 リスト
014 その他のデータ構造
015 Debug
016 モジュールとパッケージ
●CHAPTER 03 アプリケーションの作成
017 HTML
018 Elmアーキテクチャ
019 実践1:フォーム入力
020 コマンドとサブスクリプション
021 コマンド
022 JSON
023 実践2:検索ボックス
024 サブスクリプション
025 Task
026 描画の仕組みと高速化
●CHAPTER 04 Webアプリ開発の実践
027 プロジェクトの管理
028 ElmからJavaScriptを生成する
029 フラグとポート
030 ナビゲーション
031 URLのパース
032 ユニットテスト
033 実践3:ナビゲーションとテスト
034 ビルドの最適化
●CHAPTER 05 設計パターン
035 ビューを再利用する
036 UIの状態を管理する
037 SPAを設計する
●CHAPTER 06 一歩先のトピック
038 コミュニティとOSS
039 ライブラリの公開
040 開発ツールの紹介
041 CSSの管理テクニック
042 特殊なモジュール
索引
著者紹介
鳥居 陽介(とりい・ようすけ)
Webフロントエンドエンジニア。高機能なGUIが好物で、常に手を動かしては怪しげなものを作ったり試したりしている。Idein株式会社勤務。プログラミング以外では作曲が趣味。
出版社情報
http://www.c-r.com/book/detail/1299
本書のサンプルコード(GitHub)
https://github.com/jinjor/elm-book
書評
- Elmの公式ガイドをまず読んでみて、Elmの概要を把握する。
- 次に、Elmの解説本を読んで、細部を補足してみる。
- 次に、実際にWebアプリを作ってみて、分からない点はネットで調べる/聞く。
本書を読むのは、このステップ2の段階ですね。
Elmの基本を押さえておけば、ステップ3の実践段階で苦労が減らせるはずです。
WebアプリのGUI作法
Elmアーキテクチャの仕組みを学べば、React.jsやVue.jsでWebアプリを作る際にも参考にできます。
単一ストアと不変性による予測可能な状態管理
Fluxはアーキテクチャであり、Fluxを実装したフレームワークは、Fluxの発表後たくさん登場しました。その中でも現在広く使われているのは、Reduxです。
Reduxは、FluxやElmの考え方をベースにした、状態管理のためのライブラリです。
本書を参考にして、ElmでWebアプリを作ってみたいです!