Haskell勉強会

関数型プログラミングの学習日記

EmacsでGauche(Scheme)を使う設定

GaucheScheme)の勉強でEmacsを使ってみたいと思います。

 

haskell.hatenablog.com

 

 

UbuntuGaucheScheme)をインストール 

Windows 10でEmacsの設定をやってみたけど、うまくいかなかったので、とりあえずUbuntu 18.04 LTSでEmacsを使ってみます。

 

まず、UbuntuGaucheScheme)をインストールします。

 

fanblogs.jp

 

$ sudo apt install gauche

 

これでGaucheがインストールできました。

 

UbuntuEmacsをインストール

最新版を入れるなら手動でコンパイルします。

ちょっと古いバージョンでも良ければ、aptコマンドで自動的にインストールできます。

ここでは、aptコマンドで済ませます。(最新版が必要になったら後で入れ直す)

 

qiita.com

 

www.aise.ics.saitama-u.ac.jp

 

Emacs本体をインストール

$ sudo apt install emacs

 

必要に応じて、日本語入力のパッケージもインストール

$ sudo apt install ibus-mozc emacs-mozc

 

www.google.com

 

www.google.com

 

Emacsの設定ファイル

Emacsを起動して、設定ファイルを確認します。

Emacsの設定ファイルがない場合でも、手動で作成できます。)

 

qiita.com

 

suwaru.tokyo

 

ayatakesi.github.io

 

Emacsの設定ファイルは、3つのパターンで用意できます。

「~」は、ユーザーのホームディレクトリです。例えば、Ubuntuにログインするときのユーザー名が「hoge」なら「/home/hoge/」が「~」です。

ここでは、「~/.emacs.d/init.el」を使ってみます。

 

EmacseでGaucheを使う設定

「プログラミングGauche」の本の説明通りにやってみます。

 

(p.22)

Emacsにはscheme-modeというSchemeプログラミングをサポートするための環境があります。ここではGaucheEmacsを使ってプログラミングするための簡単なEmacsの設定について説明します。

 

まずは、Emacsの設定ファイル(.emacs)を開いてください。初めに日本語を扱うことを可能にするためにエンコーディングを決めます。以下を設定に加えてください。

 

(modify-coding-system-alist 'process "gosh" '(utf-8 . utf-8))

 

 Gaucheのデフォルトの内部エンコーディングUTF-8となっているのでここではutf-8と書きました。もしEUC-JPならeuc-jp、Shift_JISならshift_jisと書いてください。

 

 後は以下を設定に加えて下さい。

 

(setq scheme-program-name "gosh -i")
(autoload 'scheme-mode "cmuscheme" "Major mode for scheme." t)
(autoload 'run-scheme "cmuscheme" "Run a n inferior Scheme process." t)

(defun scheme-other-window ()
  "Run scheme on other window"
  (interactive)
  (switch-to-buffer-other-window
    (get-buffer-create "*scheme*"))
  (run-scheme scheme-program-name))

(define-key global-map
  "\C-cs" 'scheme-other-window)

 

 ここでは、Scheme-modeで動かす処理系(ここではgosh)を決め、ファイルやインタプリタでプログラムを書くときに便利なcmuscheme.elというファイルをロードする設定を加えています。

 設定が終わったらEmacsを再起動して、設定を有効にしてください。

 

これで、EmacsGaucheのコードを書いて動かす環境が用意できました。

 

 

 

プログラミングGauche

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