EmacsのWindowsのホームディレクトリの場所
Gauche(Scheme)を練習するために、Windows10でEmacsを使ってみたら、Emacsの設定ファイルを置く場所が分かりませんでした。
Emacsの本を読んだら、Emacsの設定ファイルを置くホームディレクトリの場所が分かりました。
(p.15)
●ホームディレクトリに作成される.emacs.dディレクトリ
Emacsを起動すると、ホームディレクトリに.emacs.dというディレクトリが作成されます。このディレクトリは、Emacsの設定ファイルを置くために使います。
Windows10の初期状態ではC:\Users\ユーザー名\AppData\Roamingをホームディレクトリとして利用します。このディレクトリはWindowsは環境変数HOMEを設定することで自由に変更できます。Windows10の場合、[コントロールパネル]の[システムとセキュリティ]から[システム]の[システムの詳細設定]を開いて[詳細設定]タブの[環境変数]をクリックし、[ユーザー環境変数]に次のように新規追加しましょう。
- 変数名:HOME
- 変数値:(値は任意。設定を作成したいフォルダを指定。例:C:\Users\ユーザー名)
この設定は次回ログイン時に反映され、Emacsを起動すると設定したフォルダに.emacs.dフォルダを自動的に作成してくれます。
確認してみると、確かにEmacsの設定ファイルを置くフォルダが
「C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\.emacs.d」
という場所に、自動的に生成されていました。
この中に、Gauche(Scheme)を使うためのEmacsの設定ファイルを置いてみます。
「init.el」というファイルを作成して、以下の内容を書き込みます。
この「init.el」を
C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\.emacs.d
フォルダの中に置きます。
Windows10でEmacsを起動して、
「Ctrl+c」→「s」キーを押すと、
(goshのプロンプトが起動したウィンドウが開きました。)
Linux(Ubuntu)でもEmacsでSchemeを書く環境を構築しましたが、Windows10でもできました。